THE COUNT OF MONTE CRISTO



 言語:英語
 舞台写真:無
 歌詞カード:無
 収録曲数:13曲(1枚)
 試聴:有
 キャスト:
  Thomas Borchert
  Brandi Burkhardt
  Patrick Stanke
  Mark Seibert
  Mathias Edenborn
  Jesper Tydén
  Alexander Goebel
  Pia Douwes

 ザンクトガレンで観劇した時のあらすじと感想はこちら。

 作品自体は2009年3月にスイス北部の都市St.Gallen(ドイツ語圏)でドイツ語訳で上演された作品です。
 このCDは初日の幕が上がるずっと前、2008年に全く違うキャストで収録されたものです。
 キャストは主演以外舞台とは全くかぶっておりません。
 ドイツ語圏ミュージカルファンならびっくりするほどの豪華キャストですが、残念ながら英語での収録です。

 音楽の話をすると「ザ・ワイルドホーン」。
 オーバーチュアが始まって5秒もすればワイルドホーンの作品だと分かる。
 またか、と思うより先に、このたった数秒で「ワイルドホーンだ」と確信させることがすごいと思ってしまいます。
 どれもこれもワイルドホーンなのですが、「Hell To Your Doorstep」なんてその極み。
 聞いてみれば分かるのですが、「待ってました!」といいたくなるほどお約束のワイルドホーン。
 これはこれでむしろ大変楽しいです。

 曲もよく(若干「ワイルドホーンが好きな人にとっては」という前置詞がつきますが)キャストもよいのですが、主演とヒロインのメルセデス(原作を知っている人は驚かれるかもしれませんが、ヒロイン、です)以外の収録曲が少ないのが残念。
 フェルナンが2曲ある以外は全員1曲ずつです。
 そういう面で、ちょっと買う人を選ぶかもしれません。
 ただ、ミュージカルにしては珍しく男性同士の2重唱3重唱があるので、聞き応えはあります。
 趣味は分かれるとは思いますが、聞いて損がない1枚であるとは思います、ドイツ語圏ミュージカルファンにとっては。
 特にThomasファンには全力でおすすめします。
 好きな曲は「When We Are Kings」。
 この作品は残念ながらいろいろあって舞台を見てからCDを聞きました。
 そのため、舞台で一番好きだったこのシーンが、どうしても一番好きな曲になります。
 そうでなくてもドラマティックで迫力があって魅力的なナンバーだと思います。

 ちょっと余談ですが、「Hell To Your Doorstep」はThomas独特の、ちょっとアレンジした歌い方が多用されております。
 スタジオ録音では結構おとなしくってそう思えることが少ないのですが、この曲はアレンジ全快でおもしろいです。
 この曲自体はまるで人を蹴落とすかのように、上から見下ろした感じがするのですが、舞台では地獄の底から同じところへ人を引きずり込もうとしているような迫力がありました。
 そんな違いがちょっと印象的でした。

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